昔ながらの家

昔ながらの日本の住宅というと、畳の間がいくつかつながって、8畳間4つ、と田んぼの田の字のような形になっていることがよくありますね。南側に玄関があって、入って西側に和室、東側に居間、北側に台所。昔はお客様を招いて法事を行ったりしましたから、この仕切って使える8畳間4つはとても画期的だったわけです。別々の部屋に区切っておくこともできるし、扉をはずせば大空間ができあがる。昔の日本人はすごい発明をしましたよね。しかしながら、現代でそんな風に使うことが果たして年に何回あるでしょうか?お盆とお正月だったとしても年に2日です。ではあとの363日はというと、使わないままなのです。365日毎日を過ごす居間や台所は、南側の太陽に面していない、暗くてひんやりした位置に押し込まれています。昔はお客様第一だったかもしれないですが、いまってむしろ家族が毎日過ごすところの方が優先でいいんじゃないでしょうか?ということで、大きな客間を家族空間として生まれ変わらせる実家リフォームを手掛けています。新築で建て替えるとせっかく大きかった家が小さくなってしまうけれど、先祖が残してくれた大きな立派な構造を残しながら、広々大空間を実現する。そんな古民家リノベーションが最近多くなっています。